宇宙を翔ける若者たち 第2部 惑星移住 第21章 水問題



第2部 惑星移住

第21章 水問題

臨時ニュースが終わり、アナウンサーは「本日の午後8時に予定していました【皆の自慢の品】は、緊急特番の【水の利用問題】に代わります事をお知らせいたします。」緊急番組のお知らせを伝えていた。
午後8時になり、緊急特番【水の利用問題】を見るため、家族全員が談話室兼祈りの部屋のテレビに映っている番組の司会者は、オルコ国の通商大臣がテルフ川の水の分配率を6:4から7:3にすると発表したと説明した後、通商経済事務官と導師を紹介し終えて、司会者は通商経済事務官に背景を聞く。
通商経済事務官は「わが国へのテルフ川の水の分配率減の背景として、オルコ国では砂漠の拡大と灌漑用水の使用量増大と石油産出量減の為に、火力発電から水力発電へエネルギー政策の転換と農業用水の確保を進めていると思われます」と説明した。
司会者は「政府は、テルフ川の水の分配率減の問題をオルコ国と首脳会議は考えていますか?それから水資源確保について、どのように進めていきますか?この2点について、お答えください。」通商経済事務官に向いて問いかけ、
通商経済事務官は「明日、閣僚会議でオルコ国に外務大臣と通商経済事務官を派遣する事とエネルギー政策関連法案について協議がありますので、閣僚会議で分配率についてオルト国に再考を求めていく方針であります。また、水資源確保と水の自給率を上げる為に、海水淡水化プラントの拡充についても明日の議題となる予定です。」質問に答えた。
司会者は「事務官からの現状の説明でした。」と言ってから、導師の方に向いて「導師様、オルコ国民も同じ宗教を信仰していますが、宗教界では、どのような考えをお持ちですか?また、オルコ国の宗教界指導者と話し合いをする予定はありませんか?」導師に聞くと
導師は「近い内に宗教者代表者会議の開催をオルコ国の宗教界指導者と協議していきたいと思っています。ただ、オルコ国は我々急進派より、穏健派の方が話しやすいと思いますので、穏健派の協力と同席を
求めていこうと思っています。」オルト国は穏健派が大多数な為に説得を進める事については、
穏健派と力を合わせていく考えを示した。
司会者は導師の方に向いて「導師様、説明ありがとうございます。」謝意を示した後、「では、引き続いて世界での水の利用事情について映像でお知らせします。」次の特集を紹介した。
画面は荒涼たる大地が映し出され、インディオの小さな女の子が小屋から出て行き、木の棒にバケツ2個を引っ掛けた状態で右肩に担いで、2分ぐらい凸凹道を歩いているシーンにアナウンサーが「これはエルー国の水問題の映像で、この子の家は水道を引く金が用意できない為、歩いて30分以上の処の水溜りへ水を汲みに行っています。」と説明の後、工場の場面に変わり、工場の周りを鉄条網の柵が張り巡らされたシーンから始まり、内部ではレーンの上で立てられた多数のペットボトルは流れて行き、そのペットボトルに次から次へと水が注がれキャップがされた後にラインを過ぎて行く。
この5分の映像をアナウンサーは「10年前に外国の多国籍企業からのロビー活動を受けた国が提案した
水資源通商法案は連盟議会において可決された影響で、多国籍企業が進出してミネラルウォーター工場を建て為に住民は水源が利用出来なくなり、住民は安全な水を手に入らなくなりました。そのため住民は、政府に再三抗議していたが事態は進転ない為に住民は業を煮やし、昨日から工場前でのデモ行動を続いています。」説明した。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック