宇宙を翔ける若者たち 第2部 惑星移住 第23章 アメカでの研究の低迷



第2部 惑星移住

第23章 アメカでの研究の低迷

ラーバンが眠りに就く頃、アメカの宇宙航行研究所では、物理学者で研究員のポール・ディキュンズは
自分の机の椅子に座って資料を見ていた。
ポールは研究所の自分のパソコンで与えられたM理論の数式をシュミレーションしているが、幕同士は一向に近づかない事で「量子物理論と宇宙物理M理論との実証計算では整合性が後一歩の処で解明出来ないのか?どうして上手くいかないのか・・・」と言って溜息をつき、結局2時間費やした作業で時計は11時の10分前になっていた。
その時、ドアのノックの音がしてドアが開いて男が入って来て「おはようございます。」といって
ポールに握手を求めて「ウエストロック教授に会いに来ました。」と言った
ポールは一息つくには調度良いと思いながら椅子から立ち上がって「今、教授はオフィスに居ますので案内します。」男と握手し、ポールとともに男は研究室から廊下へ出た。
教授室は研究室から5つ目の部屋にあり、ポールはその部屋のドアの前にきて3回ノック後に、
ドアを開けて「失礼します。国家情報局員の方が来ました。」と言って入っていた。
教授の方を見ると、教授は科学雑誌の論文や学会ニュースの本に目を通している。
その声を聞き終わっても暫らく論文から目を離さなかった教授だったが、国家情報局員が「お久しぶりです。研究は順調に行っていると信じていますが、今日は貴方の好きな葉巻を持ってきました。」言って包みを差し出すと、
やっと来訪者の方に目を向けた教授は「マックスウエル君か、君達の期待には現段階では答えられそうに無い。葉巻は有難く受け取るよ。」表情を変えずに言ながら情報局員から包みを受け取った。
教授は情報局員に「コーデナル大学チームの研究は順調に行っているか?」聞いてみると、
情報局員は「コーデナル大学チームの方はヒッグス量子を上手く発見出来ていないようです。」答えた。
暫らく沈黙が続いた後、
教授は「何故なのだ?神が光り在れといって光が出現し、そして全てを作り出したと【御教えの書】にあるので、必ずビックバンはあると信じて研究を進めてきたのに・・・・・・・」言い終えて暫らく照明器具の光を見つめていた。ここのところ、度重なる実証実験の失敗や理論計算式のやり直しで、研究所全体に険悪な雰囲気が流れていて、居たたまれなくなったポールは「ウエストロック教授、私は研究室に戻ります。」と言って部屋を出ていった。
教授の様子を見かねた情報局員は「ところで、各国の研究も上手く言ってない様子で、アスカ国のヤスジ教授も上手く行ってないので、つい最近は紐理論やM理論とは違うモデルの理論を構築していくようです。」と言うと、
教授は「それは、どの様な理論か教えてくれ給え。」問うと
情報局員が「今は違うモデルの理論としか判っていません。」と答えた。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック