宇宙を翔ける若者たち 第2部 惑星移住 第25章 賠償金通知書

第2部 惑星移住 第25章 賠償金通知書

ドアを閉めて、夫に近づく妻ローズは「ジョコ鉄道追突事故の犠牲者遺族に対し、マゴク国から賠償金通知書を読んだが、余りにも少ない金額だと怒っている。」と言って通知書をローズに渡した。
受取った妻は「まぁーなんて事!アメカの保険会社の試算の3分の1にならないって、あの国らしい。」と怒りを通り越して、呆れ顔となって、左手で口覆う仕草をして夫の気持ちに同意する。
しばらく、夫妻は通知書を見ていたが「裁判を続けても良いのだが、経費が膨らむ一方だし、一度ロバートの意見を聞いてみよう。ロバートは帰っているのか?」ウエストロックはロバートに意見を聞く事とした。
ローズは「アメリカン・フットボールの大会前は練習が無いので、たぶん、2階に居ると思います。」と言ってから部屋を出た。
ローズはロバートの部屋のドアをノックして「お父さんが呼んでいるから、リビングに下りてくれない?」と声を掛けた。
机に座って歴史書の本やインターネットで調べ物をしていたロバート・コバーン・サミエルは(今日は、かなり調べたし、休憩がてら1階に降りて見ようかと思い)「分かった。義父さんには、直ぐ行くと言って下さい。」義母に伝言を頼み、PCを終了させてから、リビングへ下りて行った。
ロバートは、テーブルを隔てた義父と向かいの椅子に座って「なんですか? 義父さん。」と言ってウエストロックに訊ねた。
ウエストロックはロバートに通知書を渡してから「このハガキには、マゴクのツウビ裁判所から列車事故賠償金の通知書が送って来た。君の産みの親の死亡賠償金が少ないので控訴するか? 私はロバートの意見を聞きたい。」意見を聞く。
ローズは「この金額は少な過ぎると思わない?」と言うと、
ウエストロックも「私も少ないと思うから控訴した方が良い。」ローズの意見に賛同をした。
ロバートは2人に「義父さんと義母さんには、金銭的に負担を掛けたくない。それにマゴク国は下手すると提示金額も出さないか、滞納する事案となるケースが多いとインターネットで調べましたので、和解してください。」言った後に、通知書をローズに渡してから、義父に和解の準備を頼んだ。
通知書を受取ったローズは「貴方、和解を勧めてください。」言ってからウエストロックの前に通知書を出した。
ウエストロックは封書から和解同意書をテーブルに置き、ローズから通知書を受取ってから封書に入れた。
それから、同意書の賠償受取人の欄にロバートと記入、同意者確認者の欄にウエストロックと記入。振込み先の口座の持ち主にロバートと口座番号を記入した。
台所キッチンでは、ローズが3人分のお皿を出しから「貴方、テーブルクロスとナプキンをテーブルに敷いてくれますか?」とウエストロックに夕食の準備を頼んだ。
ウエストロックは「分かった。ロバート、一緒に準備しよう!」と言ってキッチン収納台の処に行った。
ロバートはウエストロックからテーブルクロスとナプキンを受取り、それらをリビングテーブルにセッティングをした。
ローズは、オーブンからパンプキンシチューが入った鍋を出してから鍋敷きの上に置き、ガス台でステーキを焼いていた。その後、午後3時ごろに作り置きした野菜ドレッシングを入れた3人分の皿を冷蔵庫から出した。
料理と準備を終えて、3人は夫々の席に座った。

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